トレドで展示のあるこちらのシューメーカーチェア。

近くのカレー屋さんのカウンターで使っているのを発見!おぉ!いい感じに使い込まれていてお店になじんでいます。

3本脚のスツールは、15世紀頃デンマークで 農民たちが牛の乳しぼりの作業用に使っていたのが始まりと言われています。(15世紀ころの日本といえば室町~戦国時代にあたりますね)

その後、17世紀ごろになると木靴職人たちも使用するようになり座り心地をよくするためにお尻の形の形状に合わせて座面を削ったことがきっかけで現在の「シューメーカーチェア」という呼び名になりました。

現在販売しているワーナー社は1970年代初頭に現在のオーナーであるワーナー氏がハンドメイドによる製作をスタートさせ、今日に至っています。

ワーナー氏は伝統あるこのスツールにさらなる改良を重ね、人間工学に基づいた座面形状と安全性の高い角度の脚部、元のスツールにはなかった「寛」を取り入れました。

材はブナ材。サイズはH29㎝、H42、H49、H59、H69  

H29はキッズサイズ。子供さんがちょこんと座るのにぴったりなサイズ。

H59やH69はキッチンカウンターのスツールとしてお使いいただけるサイズです。

600年以上前から続く伝統あるスツール、ビーチの無垢材を使用していて、私が見たカレー屋さんで使われていた椅子のように経年とともに味のあるチェアとなることでしょう。